得点期待値 を知ろう~効率の良いプレーとは?~

どうもこんにちは、ほぷきんす(@hopkinsbasket)です。

 

今回は、上級者向けのチームオフェンス・ディフェンス、

及びシュートセレクションに関する考え方について紹介したいと思います。

 

それは、タイトルにもありますが

得点期待値

というコンセプトです。

 

この得点期待値は

NBAなどのハイレベルなチーム戦略や戦術を理解する上で必須の知識であり、

この概念を知っていると、

バスケットで効率の良いプレイとはどんなもので、

NBAのチームやコーチが採用するシステムにどのような意図があるのかが

よくわかるようになります。

 

これを知っているだけでバスケIQが飛躍的に向上しますし、

私自身、この概念を知ってからバスケの全体像が初めて見えるようになりました。

 

数字が出てくるので少しややこしいですが、

バスケットをより深く理解したい人は是非最後まで粘り強く読んでみてください。

 

きっとバスケットを見る目が大きく変わると思います。

 

得点期待値 とは何か?

 

まず「期待値」という言葉ですが、これは数学の概念です。

 

学校の授業やwikipediaの解説ではなんだかややこしい数式が書いていますが、

決して難しくありませんので、ご安心を。本質はシンプルです。

 

期待値とは要は、「一回あたりの行動(試行)から期待できる利益のこと」を言います。

 

ここではバスケなので、利益を得点と言い換えます。

 

そして、具体的な求め方は

得点(利益) × シュート確率(フィールドゴール%)

で表します。

 

例を挙げますと、

例えば、3ポイントシュートを40%で決めるシューターがいたとすると、

彼が3Pシュートを打った時の期待値は

3(点) × 40%(0.4) = 1.2(点)

という数字になります。

 

はい!

得点期待値そのものの話はこれだけです。

 

では、この数字がどのような意味を持つのかは次のテーマになります。

 

 

基準になる得点期待値は1点

 

得点期待値を考える上で、重要なことがもう一つ。

 

それは、

基準値は1(点)である

ということです。

 

すなわち、「得点 × 確率」の値が1点を超えているかどうかが重要な基準になります

 

大体、バスケットでは100ポゼッション100点が基準と考えられているので、

1ポゼッション(ポゼッションとは攻撃機会のこと)あたり1点が取れる

期待値1点の攻撃が基準値となっています。

 

 

すなわち、バスケットにおいて良いオフェンスプレイとは

得点期待値が1を超えるプレイを連続すること

と言い換えることができます。

 

いわずもがな、悪いオフェンスとはその逆で、

期待値が1点を下回るプレイということになります。

 

また、良いディフェンスとは

相手に得点期待値が1を下回るプレイをさせる

ということになります。

 

このように得点期待値を知っていると良いオフェンスと悪いオフェンスの違いや

良いディフェンスと悪いディフェンスの違いがよく見えてくるようになります。

 

では、得点期待値が1点を超えるプレイとは具体的にどういうものかをもう少しお話しします。

 

 

 

補足

ただこれはあくまでもバスケの最高峰NBAでの話なので、

私たちがプレイをするときはもう少し期待値の基準値を

低く見積もっても良いかもしれません。

 

 

得点期待値が1を超えるには?

 

バスケットボールはシュートを打つ場所によって

入る得点が違いますのでそれぞれのパターンを考えなければなりません。

 

単純にまずは2点シュートと3点シュートの違いを考えたいと思います。

 

2点シュートで得点期待値が1点を超えるために必要な確率とは

2点 × X% = 1点

なので、Xで答えを求めると

X = 50%

になります。

 

すなわち、2点シュートの場合はフィールドゴール%(以後、FG%)が

50%を越えないと良いオフェンスとは言えないということです。

 

では、3Pシュートについて考えます。

 

3Pの場合は

3点 × X% = 1点

なので、

X = 33.3…%

と言う数字になります(33%としておきます)。

 

したがって、3Pシュートの場合は

33%以上のFG%であれば良いオフェンスということになります。

 

なぜ、現代のバスケは3Pが重視されるのかというと

今のプレイヤーのスキルであれば、

2点のミドルシュートを50%で決めるよりも3点のシュートを33%で決める方が簡単だから

なのです。

 

すなわち、3Pの方が得点期待値が高いプレイになりやすいんですね。

もちろん、チームが採用しているシステムや選手層によっては高い確率で2点を狙う方法もあります。

 

どのようなプレイで期待値1点以上を狙うか・・・

 

ここにそれぞれのチームカラー違いが出てくるわけですね。

 

それでは、今回は「基本的な得点期待値の話」としてこれで以上にしまして、

さらにこの期待値がどのようにプレイに影響したり、

オフェンスやディフェンスのシステムにどう現れているかなどは

別の記事でまた紹介したいと思います!

 

関連する記事

期待値から考える良いシュートセレクションとは?

2017.11.22

 

新しい記事の通知を
受け取る場合は
こちらをクリックして
購読してください