【シュートの科学 第3回】上半身と下半身の役割の違いを知ろう!

 

前回、バスケのシュートの確率を上げるには

 

・ボールをまっすぐに放ること

・放物線の高さをコントロールすること

 

の2つをポイントとしてあげました。

【シュートの科学 第2回】 シュートに必要な2つの要素

2017.12.06

 

 

今回はそれぞれを実現するための正しい体の使い方について

お話していきたいと思います。

 

上半身と下半身の役割の違いを区別しよう

 

バスケのシュートは全身運動です。

 

全身がきれいに連動することできれいな放物線を描いたシュートを打つことができます。

 

しかしながら、間違った体の使い方をしていると

いくら全身を使っても無理なシュートになり確率は上がりません。

 

上半身と下半身のそれぞれの役割の違いを正しく知っているかどうかが大事です。

 

 

ではここで、それぞれの体の役割を明確にしておきたいと思います。

 

下半身の役割 → パワー

上半身の役割 → ボールコントロール

 

シュートを打つ時はこの役割の違いを意識することが大切です。

 

下半身の役割=パワー

 

前回、放物線の高さのコントロールを「パワー」と表現すると言いましたが

まさにこのパワーを担うのが下半身です。

 

下半身は全身の筋肉の約70%と言われ、

上半身に比べ6倍のパワーを出せるとも言われています。

 

野球、テニス、サッカー、ボクシングなど

あらゆるスポーツで下半身の力はパワーの源になります。

 

もちろんバスケットも同じ。

 

ドライブのスピードやジャンプ力だけに限らず、

シュートに関しても下半身の力をうまく使うことが楽にシュートを打つためのコツです。

 

逆に初心者にありがちなのが上半身の力でシュートを打とうとする動き。

 

人間にとって上半身のほうが体を使いやすいので

シュート動作に不慣れな人ほど

どうしても上半身でボールをシュートしようとしてしまがちです。

 

しかし、上半身の力は弱いので

力でボールを飛ばそうとするせいで力んでしまいボールがぶれてしまうのです。

 

上半身の力だけでは下半身を使ったシュートに比べて距離も伸びませんし、

放物線を高くすることもできません。

 

上半身で打つ人は総じて、シュートの軌道が低いです。

 

またNBA選手の中でもシュートやフリースローが苦手な選手がいますが、

彼らはなまじ筋力があるせいで上半身の力だけでシュートが簡単に届いてしまうために

上半身のみでシュートを打つ動作が身についてしまっているのです。

 

(シャックは典型的な手投げフォーム)

 

シュートの上手い選手はどれだけ上半身に筋力があっても

その筋力に頼ることなく、基本通り下半身の力を使って打っています。

 

なので、非常に軽々とシュートを打っているように見えます。

(こういう状態をシュートタッチが良いといいます。

タッチと言っても実は指や手先の使い方ではないことに注意すべきです。)

 

(シャック以上のビッグマンのヤオミンでも下半身の伸びを使ってシュートを打てているので、

シュートが非常に綺麗で、フリースローも上手かった。)

 

下半身の力でシュートを打つ感覚を覚えると、

腕や上半身にほとんど力はいらないことが分かってきます。

 

そうなると、楽に打っているのに

シュートの距離は伸びますし、きれいな放物線が描けるようになります。

 

シュート時に下半身を使うコツ

 

バスケのシュートで下半身を使えるようになるには

シュート前の「ステップ」と「ディップ」という動きが重要になります。

 

ここは非常に大切なところなので、別のトピックで詳しく話をしていきます。

 

追記(12月12日)

ステップとディップに加え、新たに「リズム」も加えたいと思います。

このリズムが一番大事かもしれません・・・

 

 

上半身=ボールコントロール

 

一方の上半身はボールコントロールが主な役割になると考えてください。

 

ボールコントロールとはボールの軌道を

リングの中心に対して真っ直ぐ投げることです。

 

これは先ほどの話にも通じるところなのですが、

もし、腕、手首、指先に力が入っているとそれだけシュートはブレやすくなります。

 

試しに、思いっきり握りこぶしを作ってパンチを打つとパンチの軌道がぶれてしまいませんか?

 

これと同じで、腕や手に力が入っていると

上手くコントロールすることができなくなります。

 

逆に腕や手の力を抜けば抜くほど、

思い通りに腕の軌道をコントロール出来るようになります。

 

したがって、上半身で大切なことは

 

「いかに腕に力を入れないか」

 

ということになります。

 

力さえ入っていなければ、コントロールすることはそれほど難しくなく、

感覚に従えば、きちんと狙った方向に飛ばせるように人間の脳と体は出来ています。

 

また前回、コントロールで重要なのはシューティングラインと言いましたが、

私はさらに焦点を絞って「シューティングポイント」という考え方をお勧めしています。

 

シューティングポイントとはリングの中心線に体のポイント(一点)を合わせることで

ボールを真っすぐ飛ばせるようになる技術のことです。

 

どのポイントを合わせるべきかは

それぞれのボディタイプによって異なりますので、詳しくは別の記事にしたいと思います。

 

まとめ:最重要は下半身の使い方

 

今回の話をまとめると、

上半身と下半身、それぞれの体のパーツが担っている役割とは

 

下半身の役割 → パワー

上半身の役割 → ボールコントロール

 

ということでした。

 

あえて一点に絞ってポイントを言うと、

 

下半身の使い方がシュートで最も重要

 

となります。

 

なぜなら、下半身が上手く使えるようになれば、

上半身の筋力を使う必要がなくなり、

上半身の筋力を使う必要がなくなれば、

上半身はボールコントロールに専念でき、

ボールを楽に真っすぐ飛ばせるようになるからです。

 

綺麗なシュートモーションはすべて下半身の使い方で決まっていて、

これがすべてと言っても過言ではありません。

 

下半身の使い方さえ分かれば、

あとは特に何も意識しなくてもきれいなシュートが打てるようになり、

もちろんシュート確率も上がります。

 

スラムダンクでも

 

・シュートはリズム

・地面をグッと踏んで打つと入る

 

というセリフやシーンが出てきましたが、

これらもまさに下半身の重要性を説いているわけですね。

 

というわけで、次回以降はもっと具体的に

体の使い方について説明していきたいと思います。

 

では以上です。

 

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