フリースローの価値を知ろう!IQの高い選手がフリースローを取りに行く理由とは?

 

どうもこんにちは、ほぷきんす(@hopkinsbasket)です。

 

NBAを見ていてよく目にするのが、

選手がわざとフリースローをもらいにいくシーン。

 

たとえば、ゴールにドライブをして体をぶつけに行ったり、

手を伸ばしてシュートブロックをしてきたディフェンダーの腕に

自分の腕を絡ませにいったり、前のめりになって体を当てたりといったプレーです

(ドローアファウルとかドローファウルズとか言われる)。

 

こういうプレーが特に上手いのがジェームズ・ハーデンです。

また、カーメロ・アンソニーもファウルをもらうのが上手いプレイヤーの1人と言われています。

 

もちろん彼らだけでなく、レブロンやカイリーなどのトッププレイヤーはみな

あえてフリースローを狙いに行くプレーをしているシーンをしています。

 

最近ではあからさまにファウルをもらうプレーには笛が吹かれないようになっているみたいですが、

それでもまだ相変わらずシューティングファウルは判定は甘いような気がしますね。

 

 

あえてファウルをもらいにいくプレー

 

これは、一見するとこずるいプレーのようにも見えますが

実は賢いプレイヤーほどフリースローをもらうことに貪欲なのです。

 

もちろんNBA選手なら誰もがフリースローの価値を理解しているので、

とにかく最悪でもフリースローをもらうというオフェンスを常に心がけていると思います。

 

しかし、日本ではあまりフリースローの価値が正しく認識されているように思いません。

 

貰えればラッキーくらいのようですが、

普通にシュートを打つよりも、むしろフリースローこそ貰いに行くべきシュートと言えます。

 

ではなぜ、NBAプレイヤーはこぞってフリースローを取りに行くのか

今回はその理由をお話したいと思います。

 

得点期待値から見るフリースローの価値

 

フリースローはなぜ価値あるシュートといえるのか?

それは以前お話した、「得点期待値」という概念で考えると明らかになります。

 

得点期待値(expected value)とは何か?はこちらの記事で。

得点期待値 を知ろう~効率の良いプレーとは?~

2017.11.06

 

たとえばフリースロー%が70%の選手がいたとします。

 

では彼のフリースローの得点期待値はいくらになるのかというと、

 

一投あたり: 1点 × 70%(0.7) = 0.7点

 

フリースローは2本打てるので、

 

0.7 + 0.7 = 1.4点

 

ということになります。

 

つまり、一度フリースローを貰えば、

トータル1.4点の期待値のシュートが打てるということです。

 

では、フィールドゴールで1.4点の期待値を獲得しようと思うと

どれだけのフィールドゴール%が必要になるのかを考えてみましょう。

 

2点シュートの場合

 

2点 × x% = 1.4点

x = 0.7(70%)

 

3点シュートの場合

 

3点 × x% = 1.4点

x = 0.4666…(約47%)

 

となります。

 

これらを比較するとお分かりになると思いますが、

フリースロー70%で決めるということは

 

2点シュートを70%の確率で、

また3点シュートを47%の確率で決めるシュートに匹敵するということになります。

 

実際、ミドルを70%、スリーを47%で決めるなんて

到底出来ることではありませんよね。

 

フリースローならたとえ70%くらいの確率でも

他のシュートに比べて圧倒的に期待値の高いシュートが打てるということです。

 

NBA選手はみんなこのことを知っています。

 

だから、強引な形でもあえてフリースローを取りに行くわけですね。

(逆にディフェンス側としてはできるだけフリースローを与えてはいけない)

 

フリースローは勝敗を決定づける第二の要因

 

もうひとつフリースローを大切にすべき理由は

フリースローが勝敗を決定づける大事な要因になりうるからです。

 

まずバスケのゲームで一番勝敗に関連するスタッツがFG%です。

 

これは当たり前といえば当たり前ですけど、

どれだけ確率よくシュートを決めるかが勝つために大切なことです。

 

では相手チームとほぼ同じFG%だった場合に次に重要になるスタッツは、

フリースローの本数とパーセンテージになります。

 

できるだけ多く、できるだけ確率よく決めたほうが

有利であることは言うまでもありません。

 

相手とシュート確率が同じくらいの場合に

次に勝敗を決める原因がフリースローなので、

このプレーは大切に考えなければならないのです。

 

まとめ

 

では、今回の話をポイントを一言で言うと

 

フリースローはあらゆるシュートの中で最も得点期待値の高いプレーである

 

ということです。

 

このことを知っているかそうでないかで、

プレイの選択肢が大きく変わるはず。

 

あなたがガードプレイヤーなら

たとえインサイドの高さで敵わないとしても

強引にドライブを仕掛けることが重要になります。

 

その際に相手のディフェンスをかわすのではなく

あえて体をぶつけに行く。

 

そしてフリースローを貰えればシュートが落ちてもオフェンスの勝ちです。

 

あなたがインサイドプレイヤーなら

ゴール下シュートはゴールを決めることだけでなく、

ファウルを貰いに行くことも考えながらプレイすると

ひとつレベルの高いプレイになります。

 

プットバック(リバウンドからのゴール下シュート)のシーンでも

ディフェンスから逃げずにわざと相手ディフェンスに体をぶつけていく事が大事です。

 

バスケのルール上、完璧なディフェンスをしようと思うと、

ディフェンダーは真上に手を伸ばすしか方法がありません(シリンダー)。

 

もし、真上から少しでもはみ出して、それがオフェンスの体に接触すると

ディフェンスファウルになってしまいます。

 

特にゴール下はノーチャージングエリアがあるので、

圧倒的にオフェンス側が有利なシチュエーションとなっています。

 

ここでもファウルを貰えば、こちらの勝ちなので

ゴール下では体をぶつけに行くことを意識しましょう。

 

あまりにあからさまなプレイは日本人の感覚からすると、

「ズルいのでは?」と思ってしまうようなプレイですが

「勝つことに必要なことは何か?」と論理的に考えるアメリカ人にとっては

当たり前のプレーと言えるのでしょう。

 

日本人は日本人らしく常にプレーはクリーンに・・・

と考えるのもとても素敵だと思いますが、

世界はグレーでルールギリギリの手を使ってでも勝ちに来る

ということを忘れないようにしたいです。

 

それぞれの国の根本的なメンタリティの問題にもつながっていると思いますね。

 

最後は余談でしたが、

とにかくフリースローはとても重要なプレーなのでしっかり練習しましょう!

 

では、以上です。

 

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